米国務長官、「サウジとの関係を継続」
アメリカのポンペオ国務長官が、同国とサウジアラビアの関係は歴史的なものだとし、「アメリカはサウジアラビアとの関係を継続するだろう」と語りました。
ファールス通信によりますと、ポンペオ長官は20日火曜、アメリカ・ワシントンでトルコのチャブシオール外相との会談後、記者会見で「アメリカがサウジアラビアと交わした取り決めは絶対に重要だ」と述べました。
また、サウジ人記者カショギ氏殺害事件に関するトランプ米大統領の声明を擁護し、「アメリカ政府は、自国の国益や安全保障を最優先させることを約束している」としました。
トランプ大統領は20日、声明を発表し、「サウジアラビアのムハンマド皇太子が、カショギ氏殺害計画を事前に知らされていたとしても、アメリカはサウジアラビアのパートナーであり続ける」と語りました。
また、「ムハンマド皇太子はおそらく、カショギ氏殺害を事前に知らされていた可能性がある。彼は事前に知っていたかもしれず、また知らなかったかもしれない」と述べました。
トランプ大統領はまた、アメリカとサウジアラビアの武器貿易を賞賛し、「アメリカは、サウジアラビアへの武器輸出を継続する」としています。
アメリカ政府は、これまでにカショギ氏殺害事件に関してサウジアラビアを非難せず、同国との巨額の軍事協定を 維持する構えです。
アメリカの新聞ワシントンポストは最近、「アメリカとサウジアラビアは、カショギ氏殺害事へのムハンマド皇太子の関与を否定する形で同事件を解釈しようとしている」と報じました。
サウジ人記者ジャマル・カショギ氏は先月2日、トルコ・イスタンブールにあるサウジアラビア総領事館に入った後、行方不明となりました。
サウジアラビア政府は先月2日の事件発生から18日間にわたり沈黙、否認を続けた後、国際社会の圧力に押された形で、カショギ氏が同領事館内で殺害された事実をようやく認めました。
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