米大統領が、北朝鮮のミサイル発射場の復旧に反応
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アメリカのトランプ大統領
アメリカのトランプ大統領が、「北朝鮮がミサイル発射場の復旧を決定したことは、米朝関係の改善の道を阻むものだ」と語りました。
イルナー通信によりますと、トランプ大統領は6日水曜、記者団に対し、「ミサイル発射場の復旧という北朝鮮の決定に失望した」と述べています。
報道各社は5日火曜、衛星画像を論拠とし、中国との国境付近にある、北朝鮮のミサイル発射場の復旧に向けた動きが見られている、と報じました。
北朝鮮は以前、アメリカとの協議において誠意を示す目的で、このミサイル発射場を破壊していました。
先月27日と28日の2日間にわたり、ベトナム・ハノイにて米朝首脳会談が実施されました。
北朝鮮代表団は、この会談終了後、「今回の協議が物別れに終わった最大の原因は、アメリカ大統領の過剰な要求にある」と表明しています。
北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長とトランプ大統領は、これまで2回に渡り会談しています。
両者による史上初の米朝首脳会談は、昨年6月12日にシンガポールで実施され、このときは合意文書が調印されました。
この合意文書は、北朝鮮には核兵器の完全な廃棄を、そしてアメリカには北朝鮮の安全保障を義務付けるものでした。
しかし、アメリカはこれまでにシンガポール合意の枠組みにそった具体的な歩みを踏み出しておらず、このことは北朝鮮の非難を浴びています。
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