IAEA事務局長が、改めてイランの核合意遵守の事実を強調
4月 04, 2019 19:42 Asia/Tokyo
IAEA国際原子力機関の天野事務局長が、改めてイランの核合意遵守の事実を強調しました。
天野事務局長は4日木曜、アメリカのCBSニュースのインタビューで、イランの核合意遵守に関して、イランによる核合意に反した活動は一切見られない、と述べています。
また、イランの核合意遵守に関するIAEAの複数の報告に言及し、改めて「IAEAの査察官は、必要とされるすべての施設や場所を監視、あるいは立ち入り調査しており、これに関する監視は極めて正確なものでなければならない」としました。
さらに、アメリカのトランプ大統領による一方的な核合意離脱を非難し、「イランはこれまで、核合意を完全に実施しており、アメリカの核合意離脱は今後の情勢に深刻な影響を及ぼすことになる」と語っています。
核合意は、天野事務局長とアメリカのポンペオ国務長官による、3日水曜の会談の主な議題となっています。
天野事務局長は2日火曜、安保理会合において改めて、イランの核合意の条項の実施の事実を認め、イランの核活動には平和目的からの逸脱は一切見られない、としました。
イランが核合意における必要事項を遵守しているにもかかわらず、トランプ大統領は昨年5月8日、一方的にこの合意から離脱し、イランに対する核関連の制裁の復活を宣言しました。
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