米が、ベネズエラ中央銀行に制裁を行使

4月 18, 2019 20:23 Asia/Tokyo

アメリカが、ベネズエラの中央銀行にも制裁を行使しました。　

ベネズエラのマドゥロ大統領は１７日水曜、同国の中央銀行に対するアメリカの制裁行使を違法とし、これを非難しています。

ベネズエラで政治危機が勃発して以来、アメリカ政府は数回にわたり、ベネズエラの石油と金融部門に制裁を行使しています。

イルナー通信によりますと、アメリカのボルトン大統領補佐官は１７日、「ベネズエラに対する追加制裁の行使は、ロシアをはじめとする世界のほかの有力国への警告となりうる」と語りました。

これに先立ち、ＣＮＮは「アメリカ国防総省は、ベネズエラに対するロシアやキューバ、中国の勢力拡大に対抗するため、軍事的な選択肢を計画中だ」と報じています。

アメリカはこの数週間、ベネズエラの反体制派を支持し、同国でのクーデター工作を試みています。

ベネズエラの反体制派の指導者フアン・グアイド氏は、今年１月２３日にアメリカとその同盟国の支持を得て、ベネズエラ暫定大統領への就任を宣言しましたが、これは同国の政府と国民からは、合法的なマドゥロ現政権に対するクーデターとみなされています。

ベネズエラの現政権は、反米的な政策方針を踏襲しています。

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