アメリカ大統領が、戦犯軍人への特赦を追求
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トランプ大統領
アメリカのトランプ大統領が、戦争犯罪に問われている同国の軍関係者に対し特赦を実施する意向を明らかにしました。
ロイター通信によりますと、トランプ大統領は24日金曜、「中東地域での戦争犯罪人とされている、アメリカの軍人2人ないし3人に対する特赦を検討中だ」と語りました。
アメリカの軍事裁判所は証拠資料の提出により、これら軍関係者をイラクやその他の国での戦争犯罪人としていました。

トランプ大統領は、「これらの被告は公正な扱いを受けていなかった」と主張し、特赦の検討に言及していますが、この発言が物議をかもしています。
もちろん、トランプ大統領はまだこの件について最終的な決定を下していません。これら被告人に対する公判の実施まで待った上で、彼らの特赦に関して決定する意向と言われています。
米国紙ニューヨークタイムズは最近、「トランプ大統領は、 戦没将兵追悼記念日(メモリアル・デー)に、これらの戦犯数名への特赦発表に向けまずは準備を進めるよう求めた」と報じました。
これらの戦犯には、アメリカ海軍特別部隊のエドワード・ギャラガー作戦部長が含まれ、この人物はイラクでの戦争犯罪に問われています。
ギャラガー被告の問題を審理する公判は、近日中に実施される予定でしたが延期されています。
アメリカの現代史において、まだ裁判を受けていない被告人をはじめ戦犯複数名の特赦は前代未聞とされています。
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