米大統領が、数万人の英国民による抗議デモを軽視(動画)
アメリカのトランプ大統領のイギリス訪問に抗議する数万人規模のデモが行われる中、同大統領が「このようなデモは小規模で重要ではない」との見方を示しました。
トランプ大統領のイギリス訪問の2日目となる4日火曜、同国では首都ロンドンをはじめ各都市で数万人が抗議デモを行いました。
この抗議デモでは、怒った赤ん坊の形に仕立てたトランプ大統領のバルーンが、同大統領の訪英への抗議のしるしとしてイギリス議会前に揚げられました。
この大きなバルーンを揚げる作業には、およそ100人の政治活動家も参加しています。
イギリス市民による大規模な抗議デモの開催にもかかわらず、トランプ大統領は「自分に対する抗議行動をめぐる報道はフェイクニュースだ。自分は抗議者など見かけなかった」と主張しました。
また、ツイッターで「4日には小規模で付随的な抗議行動を目の当たりにしたが、それは重要性がない」としています。
こうした中、イギリスのメイ首相は4日、トランプ大統領との共同記者会見で、イラン関連の核合意をめぐる両国の対立に触れ、この合意の重要性を強調し、「イランが責務を履行している間は、我々は衝突の発生を阻止するよう努める考えだ」と語りました。
一方、トランプ大統領はイランの核合意遵守や、同国の核活動の軍事目的への逸脱が見られないことを承認したIAEA国際原子力機関の報告を無視し、「アメリカとイギリスは、ともにイランの核兵器獲得を阻止し、イランのテロ支援をやめさせることの重要性に関して、意見が一致している」と述べています。
また、改めてロンドン市長を口頭で攻撃し、「サディク・カーン市長は、自らの責務をきちんと履行していない。彼は自らの責務に集中すべきだ」としました。
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