ナイジェリアのシーア派指導者の娘、「父はインドで病院内の滞在のみ許可」
ナイジェリアのイスラム運動の指導者ザクザキ師の娘、ソヘイラ・ザクザキ氏が、「父はインドでは完全に自由ではない。滞在が許されているのは病院内に限られている」と語りました。
ソヘイラ氏は13日火曜、プレスTVのインタビューでまた、「父は高血圧など数多くの健康上の問題を抱えている」と述べました。
ザクザキ師とその妻は13日、治療のためインド・ニューデリーに到着しました。
在インド・ナイジェリア大使館は、ザクザキ師のニューデリー到着後、声明を発表し、ザクザキ師が同大使館の完全な監視下にあるとしました。
ザクザキ師夫妻の今回のインド訪問には、ナイジェリア側の常勤治安部隊が同行するということです。
ザクザキ師の弁護士は、同師が既に右目を失明、左目も失明の可能性があるとしています。
同弁護士はまた、「ザクザキ師の体内にはまだ、2015年当時にナイジェリア・ザリアへの政府軍の攻撃で受けた銃弾数発が残っている」と説明しました。
ザクザキ師は最近、体調悪化が強く懸念されていました。そのため、ナイジェリア司法当局は同師の釈放命令を出すと同時に同師夫妻に治療目的で国外渡航許可を出すことを余儀なくされました。
ザクザキ師夫妻は2015年12月13日、政府軍がザリア市内の宗教施設を襲撃するさなかに逮捕されました。ザクザキ師はそれ以来、4年近くも刑務所に収監されていました。
ナイジェリア軍は、ザクザキ師の逮捕当日、師の自宅や宗教施設前に集結していた群集に向かって発砲、この中でザクザキ師の実子3人を含む数百人が殉教しています。
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