アメリカが、対中貿易戦争で譲歩
8月 19, 2019 20:20 Asia/Tokyo
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トランプ米大統領の経済顧問を務めるラリー・クドロー米国家経済会議委員長
アメリカ政府内の経済関係者が、中国との貿易戦争によるマイナスの結果を認め、アメリカが中国との交渉の見直しを決定したことを明らかにしました。
トランプ米大統領の経済顧問を務めるラリー・クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、フォックスニュースのインタビューで、「我々は、中国との貿易交渉において根本的な見直しを考えている。中国と新たな合意を成立させられるよう希望する」と述べました。
また、アメリカと中国の貿易戦争が、特に世界経済にマイナスの影響を及ぼしている事実を認めました。
フランス24チャンネルは、「米中という2大経済大国の貿易戦争の影響で世界経済指数が低下していることを受け、現在アメリカは中国との貿易戦争や対中交渉のやり方を見直す考えだ」と報じました。
アメリカは今月初旬、中国からの輸入品3000億ドル相当に対し、追加関税を課すことを発表しました。
中国政府はこれに対する対抗措置として、米ドルに対する人民元のレートを下げるとともに、アメリカからの農産物の輸入を停止しました。
複数の統計を見る限り、米中貿易戦争開始時のトランプ大統領の試算とは裏腹に、今年上半期の中国の対米輸出は1445億ドルに達しています。
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