世界各国でシーア派の偉人の殉教を追悼する儀式が開催
9月 11, 2019 03:33 Asia/Tokyo
イランやイラクをはじめとする世界各国で、シーア派3代目イマームホサインの殉教を追悼するアーシュラーの儀式が開催されました。
10日火曜は、シーア派教徒が追悼月とするモハッラム月の10日にあたり、イマームホサインがイラク・カルバラーで殉教した日とされています。
このシーア派の偉人は、西暦680年・イスラム暦61年のモハッラム月10日、カルバラーにて57歳で殉教しました。
レバノンの各都市では、数万人の市民が街頭に繰り出し、アーシュラーの追悼儀式に参加しました。
イエメンでは、首都サヌアや北部サアダを含む各都市で市民が10日、イマームホサインを偲ぶ追悼儀式に参加し、プラカードを掲げて反米スローガンやサウジアラビア主導のアラブ連合軍に反対するスローガンをを叫びました。
アゼルバイジャン共和国でも、数千人に上るイスラム教徒がモスクなど宗教施設で追悼行事を開催、胸を叩き、挽歌を朗詠するなどしてイマームホサインを偲びました。
また、アフガニスタンの各都市でも厳重な保安警備体制が敷かれる中、アーシュラーの追悼儀式が開催されました。
さらに、米ニューヨークのマンハッタン地区でも10日火曜、「イマーム・ホサイン」の旗が翻りました。
米国では、モハッラム月10日のアーシュラーの日はフセイン・デーに制定されています。
複数の統計から、米国には少なくとも200万人のシーア派教徒が在住しているとされています。
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