ボリビア大統領、「戦いはここで終わらない」
ボリビアのモラレス大統領が、「クーデターとの戦いは終わらない」と語りました。
ボリビアで最近行われた大統領選挙に対する米国の介入や反体制派の抗議の激化により、モラレス大統領は10日日曜、軍の圧力によりやむなく辞任に追い込まれました。
ボリビアの大統領選挙は先月20日に実施され、現職のモラレス大統領が勝利していました。
キューバの国営通信社プレンサ・ラティーナが11日に報じたところによりますと、モラレス大統領は辞表を出す際に、「戦いはここで終わるのではない。我々は謙虚なる国民や貧困者、愛国主義者や社会の幅広い部門とともに、国に平和と平等を確立するための戦いを続行する」と述べました。
モラレス大統領はボリビアの現状を歴史的にかつてない状況だとし、「自分は、国の平和を追求する義務がある」と強調しました。
また、ボリビア国民に対し、「自分はボリビア全国民の部族の大統領として、この瞬間に平穏を追求する必要があることを訴える」と呼びかけました。
そして、対抗馬のメサ候補および反体制派指導者のフェルナンド・カマチョ氏が、このメッセージを汲み取るよう希望するとした上で、これらの人々および野党に対し、「人々に悪態をついたり、貧困者に危害を与えることのないよう、また自らの利益のために国民を悪用したり、彼らを虚言で欺くことのないようにしてほしい」と語りました。
さらに、「私の大いなる願いはボリビアに平穏と平和が戻ってくることだ」と述べました。
モラレス大統領はすべてのボリビア国民と全世界の諸国民に向かって、「従属的な集団がどのように民主主義への陰謀を企てているかに気づいてほしい」としました。
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