香港行政長官、「市民は政府に対し不満」
11月 26, 2019 20:29 Asia/Tokyo
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キャリー・ラム長官
香港のキャリー・ラム行政長官が、「区議選の結果から、地元市民が政府に対し不満を抱いていることが明らかになった」と語りました。
イスナー通信によりますと、キャリー・ラム長官は26日火曜、「野党候補の勝利となった今回の区議選で、有権者による投票率が上昇したことは、市民が地元政府に不満であることを物語っている」と述べています。
また、「投票者は、政府内の矛盾や欠陥をはじめとする諸問題の多くに関して、自らの意見表明を求めていた」としました。
さらに、「香港ではすべての人々が、普通の生活に復帰したいと考えている」とした上で、「暴力行為の継続では状況は変わらない」と語っています。
香港で最近行われた区議選の最終結果によれば、452の総議席のうちの76.8%に当たる347議席が野党候補者で占められ、これは18の区議会のうち、17の区議会を抗議者側を支持する野党や無所属派が獲得したことになります。
香港では、今回の選挙の一方で数千人の市民が5ヶ月以上前から、中国本土への容疑者の引渡しを可能にする「逃亡犯条例」の改正案に抗議し、抗議デモを実施しています。
中国は、1842年から1997年までイギリスの植民地支配下にありましたが、1997年に中国に返還されました。
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