米・イスラエル両首脳が、反イラン的な立場を強調
-
ポンペオ長官とネタニヤフ首相
アメリカのポンペオ国務長官とシオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相が、電話会談で反イラン的な立場を表明しました。
ポンペオ長官は2日木曜、ネタニヤフ首相と電話会談したことを明らかにしました。
両者によるイラン関連の電話会談は、この3日間でこれが2回目となっています。
ポンペオ長官はこの電話会談で、改めてアメリカの対イスラエル支持、及びイランへの対抗を強調するとともに、在イラク・バグダッドにあるアメリカ大使館前での市民の抗議行動を非難しました。

アメリカ国務省のオルタガス報道官も1日水曜、フォックスニュースのインタビューで事実無根の疑惑を提示し、在イラク米大使館への攻撃にイランが関与している、としています。
また、恥知らずな表明を続ける中、在イラク米大使館前に集結していたイラク人抗議者をテロリストだとしました。
さらに、「わが国のトランプ政権による対イラン政策は効果的だ」と主張しました。
そして、アメリカ国務省のイラン担当特別代表ブライアン・フック氏も、CNNのインタビューにおいて改めてイランに対する空虚な疑惑提示を繰り返しました。
フック氏はまた、「イランはイラクでの覇権を狙っている」とし、「イランは在イラク米大使館襲撃の責任者である」と表明しています。
さらに、イラク西部にある民兵組織ハシャドアルシャビの拠点に対するアメリカ無人機の最近の攻撃を、イランに対する報復だとしました。
アメリカのトランプ大統領もこれ以前に、イラク・バグダッドのアメリカ大使館前で集会を開催したとしてイランを非難していました。
ハシャドアルシャビの拠点に対するアメリカの最近の空爆を受け、数千人のイラク市民が在バグダッド米大使館前に集結し、アメリカに抗議しました。
これらの人々は、アメリカ大使館の外壁に抵抗組織やハシャドアルシャビの旗を取り付け、星条旗を燃やすとともに、反米スローガンを唱えて同大使館の閉鎖とアメリカ大使のイラクからの追放を求めました。
先月29日夜、アメリカ軍の無人機がシリア・イラク国境地帯にあるハシャドアルシャビの拠点を攻撃し、これにより少なくとも30人に上るこの組織のメンバーが殉教し、ほか51人が負傷しました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://www.youtube.com/channel/UCXfX6KY7mZURIhUWKnKmrEQ
https://twitter.com/parstodayj