カナダ首相、「ウクライナ機墜落事故は、米・イラン間の緊張の結果」
1月 14, 2020 19:39 Asia/Tokyo
カナダのトルドー首相が、テヘラン近郊で起きたウクライナ旅客機墜落事故の要因は、アメリカとイランの間の最近の緊張であると、暗に示唆しました。
トルドー首相は13日月曜夜、カナダのニュース番組グローバル・ナショナルとのインタビューで、「航空機墜落に関して起こった出来事は、戦争や衝突の際に起こるような事だ。そのため、全ての人々が緊張解消、そして紛争・殺戮のない道へ向かうよう手助けをする必要がある。それは、緊張が起きていなければ、そして最近の地域情勢の緊迫化がなければ、ウクライナ機が墜落する事もなく、今回の事故の犠牲者となったカナダ人らは今頃家族の隣にいたはずだからだ」と述べました。
また、「アメリカのトランプ大統領との会談で、緊張緩和を求めた」と語りました。
トルドー首相はこれ以前にも、ウクライナ機墜落事故の発生経緯に関するイランの声明を、重要な歩みだとしています。
今月8日、テヘラン・イマームホメイニー空港付近で、ウクライナ国際航空の旅客機が墜落し、乗客乗員全員が死亡しました。
イラン統合参謀本部は、イラン領内の各地点へ攻撃するというトランプ大統領や米軍司令官らの脅迫的示唆、およびイラン周辺でのアメリカの戦闘機の飛行の増加を指摘し、「件のウクライナ機が上空で旋回し、イランの重要な軍事中枢施設に接近したために、人為的ミスが生じ、攻撃の対象として捉えられ、結果としてウクライナ機を誤撃墜してしまった」と表明しています。
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