スコットランドが独立をめぐる住民投票を要求 英首相は認めず
1月 15, 2020 17:03 Asia/Tokyo
スコットランドがイギリスからの独立の是非を問う住民投票実施を要求したのに対し、英首相がこれを認めないとしたことから、両者の関係が緊迫化しています。
IRIB通信によりますと、英ジョンソン首相は14日火曜、スコットランド独立の是非を問う住民投票実施の要求を退け、「住民投票はこの地方の政治的停滞につながる」と述べました。
スコットランド民族党のニコラ・スタージョン党首はこれを受けて、与党保守統一党が民主主義を否定しようとしているとして、ジョンソン首相を非難しました。
ジョンソン首相に真っ向から対立する姿勢を見せているスタージョン党首は、スコットランドからの住民投票実施の要求は事前に予測されていたことだとして、「住民投票実施を認めないというこの政治方針は長続きせず、すぐに失敗する」と強調しました。
英国のEU離脱は、特にスコットランド経済にとって大きな打撃に繋がります。
2016年に行われた英国のEU離脱の是非を問う国民投票でも、スコットランドと北アイルランドでは、大多数の人々が残留を支持していました。
スコットランドやウェールズでは、英中央政府がこれらの地域に注意を向けておらず、不況と失業率の高さはそのあらわれだと考えられています。
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