アフガン当局、「墜落した航空機は外国企業のもの」
1月 28, 2020 04:13 Asia/Tokyo
アフガニスタン東部ガスニ州のキャリムザイ州知事が、同州にて27日月曜に墜落した航空機が、ある外国企業のものであることを明らかにしました。
イルナー通信によりますと、キャリムザイ州知事は27日、記者団に対し「あるグループ班が墜落現場に派遣されている」とし、「件の航空機は完全に焼失し、まったく判別ができない」と述べています。
また、「これまでに、事故機からはパイロット及びほか2名の遺体が引き出されている」と語りました。
目撃者の証言によれば、事故機は墜落から2時間後も依然として炎上していたということです。
さらに、別の情報筋は事故機の残骸から数十の遺体が引き出されたことを明らかにしました。
こうした中、アフガニスタンの反体制組織タリバンは、「ガズニ州で墜落した航空機は、アメリカ軍所属の軍用機で、当組織がこれを撃墜した」と主張しています。
タリバンは、墜落現場を包囲し、事故機への接近を許可していません。
アフガニスタンに駐留する多国籍軍はこれまで、これに関するコメントを控えています。
これ以前に、ガズニ州当局は「事故機はアフガニスタンのアリアナ航空のもので、83人を乗せて同国西部ヘラートから首都カーブルに向かっていた」と発表していましたが、アリアナ航空はこの報道を否定しました。
アフガニスタン航空局も声明を発表し、「国内企業所属の航空機は一切墜落しておらず、本局はガズニ州での航空機墜落に関して捜査し、その結果を発表する意向だ」と表明しています。
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