新型肺炎でベトナム航空業界に深刻な打撃
2月 12, 2020 22:17 Asia/Tokyo
新型コロナウイルス流行により、ベトナムの国際航空路線がこれまでにおよそ4億3000万ドルの損失を受けていることが明らかになりました。
ロイター通信によりますと、ベトナム政府は12日水曜、同国航空業界が受けている影響を明らかにし、この損失は中国ーベトナム間で旅行客の往来が制限された結果だとしました。
ベトナムは今月1日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて非常事態宣言を発表し、中国発着のすべての航空便を停止させました。
ベトナム航空局は声明を発表し、今月第1週の国際航空便を利用した旅客数が、昨年比で14.1パーセント減少したことを明らかにしました。
ベトナム保健省も11日火曜、同国内で新たに新型コロナウイルス感染者1人が確認されたと発表し、これによりこのウイルスのベトナムでの感染者は15人となりました。
一方、シンガポール最大のDBS銀行も12日水曜、感染者1人が確認されたことから、予防措置として本店の従業員300人を退避させました。
シンガポールではこれまでに、47件の新型コロナウイルス感染例が報告されており、中国以外で感染者数の多い国のひとつになっています。
中華人民共和国衛生部の最新の報告では、このウイルスによる死者は合わせて1110人、感染者は4万2500人以上となっています。
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