EU上級代表「 EUとして核合意を維持する責務あり」
2月 16, 2020 19:34 Asia/Tokyo
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ボレル上級代表
EUのボレル外務安全保障政策上級代表が、EUとして核合意を存続させる責務があるとしました。
イルナー通信によりますと、ボレル上級代表はドイツ・ミュンヘン安全保障会議の傍らで行われた、ロシアのラブロフ外相との会談後、ツイッター上で、「核合意の協議の調整官という責任者の先駆けとして、この合意のすべての関係国の論証や説明を聴き、核合意を存続させる義務がある」としました。
イランは昨年5月8日、アメリカの核合意離脱から1年が経過し、またこれによる悪影響の緩和を目的としたヨーロッパ側の提案策が功を奏していないことを確認した上で、この合意の第26項と36項に基づき、責務の縮小に踏み切りました。
イランは、ヨーロッパが約束履行に向けた実質的かつ十分な行動をとり、イランも核合意による利益を享受すれば、責務の完全な実施に戻る意向があると発表しています。
イランはさらに、ヨーロッパが、核合意内の対立解消システムを稼動したことへの反応として、「わが国の問題が国連安保理に付託されれば、イランはNPT・核兵器不拡散条約から脱退する可能性があると警告しました。
ボレル上級代表は、核合意内の対立解消システムはまだ稼動していないとしています。
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