EU上級代表が、イラン核合意に対する欧州の消極姿勢に苦言
2月 17, 2020 16:13 Asia/Tokyo
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ボレルEU外務安全保障政策上級代表
EU欧州連合のボレル外務安全保障政策上級代表が、イラン核合意に対するヨーロッパ側のアプローチが消極的であるとして苦言を呈しました。
ロイター通信によりますと、ボレル外務安全保障政策上級代表は、16日日曜、ドイツで開かれたミュンヘン安全保障会議の席上で、「我々はイラン核合意の公約を達成することができていない。EUによる決済機関であるINSTEXの金融メカニズムもこれまで成果を上げていない」と語り、「ヨーロッパの観点では、核合意はまだ終わっていない」とも述べました。
ボレル上級代表は、「EU加盟国は、国際危機に積極的に介入するという意志をより強く持たねばならない。さもなければ自国の外交政策が麻痺するリスクに直面する」と警告しました。
また、ヨーロッパと米国の間に横たわるいくつかの見解の相違を指摘し、「トランプ米大統領はオバマ元大統領が署名した核合意に終止符を打ちたいと考えている」と語りました。
そして最後に、「米国はイランに対する最大限の圧力行使を要求している。だが、ヨーロッパはそのような考えは持つべきではない」と述べました。
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