EUがシリアの人道状況の悪化を懸念
(last modified Wed, 04 Mar 2020 10:51:38 GMT )
3月 04, 2020 19:51 Asia/Tokyo
  • ボレル上級代表とアカル国防相
    ボレル上級代表とアカル国防相

EUのボレル外務・安全保障政策上級代表が、トルコで同国アカル国防相と会談した後、シリア北西部イドリブでの人道状況の悪化について懸念を表明しました。

イルナー通信によりますと、EU欧州連合の代表団を率いてトルコを訪問中のボレル上級代表は3日火曜、アンカラで、トルコとシリアの間の緊張緩和の必要性を強調しました。

英ラーブ外相も3日、ボレル上級代表のトルコ訪問と同時期にアンカラで同国チャブシオール外相と会談し、共同記者会見の中で「政治的な解決策こそがシリアに根本的な和平をもたらす」と表明しました。

ラーブ外相は、ここ数年のシリア情勢を人類史上最も壊滅的な衝突の一つとし、同国で起きている暴力行為をただちに終わらせるよう強く求めました。

シリアは、2か月以上前からイドリブ県でテロ組織掃討作戦を開始しています。しかし、これに反対するトルコは、テロとの戦いという口実を掲げ、シリア領土の一部、特に北部アレッポとイドリブ両県を占領してきました。

この動きはシリアの激しい抗議を招き、トルコによる軍事侵攻について何度もシリア側から警告を受けています。

 

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