ロシア、「OPECプラスの一部は協調減産合意を履行せず」
May 07, 2020 20:17 Asia/Tokyo
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ロシアの国旗
ロシア・エネルギー省が、「OPEC石油輸出国機構とそれ以外の産油国を含む、いわゆるOPECプラスのうちの一部の国は、石油の協調減産合意を履行していない」としました。
イルナー通信によりますと、ロシア・エネルギー省は7日木曜、声明を発表し、具体的な国名には触れずに、「OPECプラスの一部の国は減産合意を100%は実施できない。だが、国際石油市場の現状からして、OPECプラスは産油量の削減を迫られている」と表明しています。
この声明ではまた、「おそらく、一部の国は減産合意を実施できない可能性が高い。その理由は、それらの国では国際企業が活動しており、国内の産油量全体の50%以上を掌握しているからだ」とされています。
さらに、「ロシアは、全ての産油国がこの合意の実施に向けて最大限努力するよう希望する」となっています。
OPECプラスは先月12日、原油価格の暴落阻止のために第1段階として、1日あたりの産油量を970万バレル削減することを取り決めました。
ロシアは現在、1日当たり1200万バレルの石油を生産しており、その半分以上を原油または石油加工品として、他国に輸出しています。
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