新型肺炎
新型コロナから回復しても嗅覚が戻らない可能性 米医師が報告
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新型コロナから回復しても嗅覚が戻らない可能性 米医師が報告
新型コロナウイルス感染者の味覚・嗅覚は、戻ってこない可能性があります。
米ウォール・ストリート・ジャーナルが報じたところによりますと、医師らが感染者にアンケートを行った結果、回復者の約4分の1が、嗅覚障害について答えており、それによると、他の症状が消えた後の約2週間は、嗅覚と味覚が著しく弱くなっていたということです。
医師らは、嗅覚の回復には数ヶ月かかるとした上で、一部の感染者にとっては嗅覚の消失は不可逆的なものであり、正常な嗅覚と味覚が永久に戻ってこない可能性を否定しない、としています。
新型コロナウイルスが体に与える影響の1つを明らかにした医師らは、この嗅覚の異常について長期的に観察する必要があるものの、正常な状態に戻るのに最大でどのくらいかかるのか定められないとしています。
米ペンシルバニア州のモネル・ケミカル・センス・センター副所長のダニエル・リード氏は、体をウイルスから守るために匂いや味を感知する能力が失われる現象について説明し、脳に匂いの情報を伝達する嗅覚受容体がウイルスの拡散を止めるために「自殺」するのではないかと推測しています。
新型コロナウイルスに罹患した1人、マット・ニューウェイさん(23)によると、嗅覚を失うことは大きなストレスになると話しています。
ニューイさんは「食事を取らずに1日半過ごしました。私はもう胃袋とは仲良くなれない」と記者団に語りました。また、食事を楽しめなくなったことでニューイさんの体重が激減したということです。
ニューイさんは、嗅覚を失ったことでガス漏れや煙の匂いを感知できなくなるのが怖かったと告白し、家に1人でいたくなかったとしました。
嗅覚と味覚の消失については、実際に感染したロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官も次のように言及しています。
「感染が分かったまさに次の日に熱が出始めました。このウイルスは体をおかしくしてしまうんです。嗅覚や味覚が無くなった時の感覚は全くもって異常です。イチゴと鶏肉の区別がつかなくなりますよ」
ロシア保健省の勧告では、嗅覚と味覚の変化を新型コロナウイルスの主要な症状としていないものの、感染の可能性がある症状の一つとしています。
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