OPECプラス閣僚級会合 本日6日開催
https://parstoday.ir/ja/news/world-i62376-OPECプラス閣僚級会合_本日6日開催
今月9、10の両日予定されていた、 石油輸出国機構(OPEC)と非加盟主要産油10カ国からなる「OPECプラス」の石油相会合が、オーストリア・ウィーンにて現時時間の6日土曜、ビデオ会議形式で開催されます。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
6月 06, 2020 16:01 Asia/Tokyo

今月9、10の両日予定されていた、 石油輸出国機構(OPEC)と非加盟主要産油10カ国からなる「OPECプラス」の石油相会合が、オーストリア・ウィーンにて現時時間の6日土曜、ビデオ会議形式で開催されます。

IRIB通信によりますと、今回の会合では今後数ヶ月間にわたるOPECプラスの合意の延長に関して協議することになっています。

石油市場の専門家らは、OPECプラスのメンバー国が協調減産の延長に合意すれば、原油価格が1バレル40ドル以上への上昇も期待できる、と見ています。

ただし、原油価格の上昇には、減産期間の延長以外にも、需要の回復や新型コロナウイルスによる影響の解消、石油加工品や石油化学系製品の価格の上昇等、その他の要素も関係しており、市場にこれらのリスクが存在する限り、原油価格の急速な回復は望めないと見られています。

OPECプラスの第12回緊急会合は今年4月12日に開催され、この時は新型コロナウイルス蔓延により大きな影響を受けた石油市場や価格のバランスを図る目的で、2022年4月30日まで段階的に産油量を削減するという特別な決定がなされました。

第1段階として、OPECプラスは先月1日から今月末までの2ヶ月間、1日あたりの産油量を970万バレル削減することになっています。

この決定はこれまで、原油価格の上昇に相対的な効果を挙げており、OPECバスケット価格は1バレル34.84ドルにまで回復しました。

現在、世界経済のサイクルは新型コロナウイルスの影響でほぼ動きが滞った状態となっている一方で、ロシアとサウジという2大産油国による最近の石油戦争を受け、石油市場ではかつてな余剰備蓄が生じています。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://urmedium.com/c/japaneseradio

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

 https://soundcloud.com/user-614960283