ＯＰＥＣ、「石油市場にバランスが戻る」

7月 14, 2020 21:18 Asia/Tokyo

ＯＰＥＣ石油輸出国機構のパーキンド事務局長が、「原油需要の段階的な増加により、石油市場にはバランスが戻る日は近いと思われる」との予測を示しました。

ロイター通信によりますと、パーキンド事務総長は１３日月曜、「全世界の各国の経済や社会の段階的な復興により、原油需要が回復してきている。この傾向は原油の需要と供給のバランスの助けとなり、市場のバランス回復に漸次的に近づくことになる」と述べています。

ＯＰＥＣ事務総長のこの表明の一方で、１５日水曜にはＯＰＥＣとそれ以外の産油国、いわゆるＯＰＥＣプラスによる石油省委員会が開催され、石油の協調減産合意の継続方法に関する決定がなされることになっています。

複数の報告から、ＯＰＥＣとロシアは来月から、供給量の削減プロセスの円滑化を促していくことが判明しています。

ＯＰＥＣプラスは、世界での新型コロナウイルス蔓延により原油価格が暴落した後、協調減産合意を成立させることを決定していました。

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。