米国でのTikTokの活動を同政府が懸念
8月 03, 2020 16:06 Asia/Tokyo
アメリカのムニューシン財務長官は、中国のソーシャルネットワーク「TikTok」が現在の形で米国での事業を続けることはもはや不可能、と表明しました。
ムニューシン財務長官は、「外国投資検討委員会は、中国のTikTokが現在の状態で米国での活動を継続できない、ということで意見が一致した」と述べ、1億人のアメリカ人に関する情報のリスクがあることをその理由にあげています。
そして、「米国の外国投資検討委員会は、現在TikTokのソフトウェアに関し調査中だ」としました。
米当局者はここ数週間、TickTokは米国での中国政府のスパイツールであり、このアプリを通じて漏えいした情報は中国情報機関の手に委ねられる、と繰り返し主張しています。
これに対し、TicTokの幹部らは米政府関係者によるこの主張を否定しています。
米中間の緊張は、ここ数ヶ月でピークに達しており、中国の専門家はこうした緊張が軍事的対立につながる可能性があるとして警告しています。
新型コロナウイルスの感染拡大と、虚偽の情報漏えいに対するアメリカの対中国非難、ならびに中国内政、特に香港自治区での混乱に対する米国の度重なる干渉は、両国間の見解の相違のすそ野を広げています。
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