イラン外相、「米国はスナップバックを発動できない」
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ザリーフ外相
イランのザリーフ外相は、米国のスナップバック発動(核合意内に定められた紛争解決メカニズムの行使)を違法で容認できないとし、「アメリカは、これを手段として用いることができないことが分かっている」と述べました。
ザリーフ外相は16日日曜、イランの武器制裁解除を防ぐための米国の取り組みについて言及し、「米国は約700日前からカウントダウンを始めて、イランの武器禁輸制裁の解除を妨げる国際キャンペーンを開始した」と語りました。
そして「米国は6月に35条からなる決議案を提出したが、国連安全保障理事会で1票以上獲得できないことが分かっていた。そのため、4条項の決議書に変更した上で、安保理でせめて面目を維持すべく1票を獲得できるようにした」と語りました。
さらに、米国務省のイラン担当特別代表ブライアン・フック氏の辞任に言及し、「イランデスク担当者は辞任の名の下に解雇された。そうすることで失敗の責任を負わせることができる」と指摘しました。
ザリーフ外相は、米国の次のステップはスナップバックの発動、と述べ、「もしスナップバックがそれほど簡単に行えるのなら、なぜ米国は2年前にそれを採用しなかったのか?あるいは、なぜ安保理での大失態の前にそれを実行しなかったのか?」と疑問を呈しました。
イランへの武器禁輸制裁延長をめざして米国が提出した決議案は、14日金曜夜、棄権票11、賛成票2(米国とドミニカ共和国)、反対票2(ロシアと中国)によって否決されました。
ザリーフ外相は、「2018年5月8日にイラン核合意を破壊し、3か月以内にイランを破壊する、として歓喜の最高潮にいたジョン・ボルトン氏は、ホワイトハウスでの記者会見の席上で、『我々はもう核合意の一員ではない。スナップバックを発動できる核合意の一員ではなくなった』と表明した。この一文は削除されていなければ、ホワイトハウスのウェブサイトにまだ掲載されていると思われる」としました。
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