新型肺炎
WHO、「コロナ回復者のプラズマの使用による感染者の治癒に疑いあり」
8月 25, 2020 19:45 Asia/Tokyo
WHO世界保健機関は、コロナ感染者治療目的による回復者の血液から造られるプラズマ(血しょう)の使用を、楽観的にでなく慎重に見ているとしました。
ロイター通信によりますと、WHOは、「アメリカでは、緊急の場合この種の治療が許可されているものの、回復期の患者の血しょうの使用が、コロナウイルス感染症の治療に効果があることを示す証拠は、それほど確かではない」としています。
WHOの主任科学者、ソーミャ・スワミネイサン(Soumya Swaminathan)氏は、記者会見でこれに関して「全世界で、血しょうによるコロナ感染症の治療に関する臨床治験が実施されているものの、これらの治験のうち一部しか結果が発表されておらず、しかもそれさえも完全なものではない。現在、この治療法の効果を示す証拠の信用性は非常に低い」と述べました。
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