IAEA事務局長、「イランとIAEAの合意が相互間の信頼強化につながるよう期待」
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IAEA国際原子力機関のラファエル・グロッシ事務局長
IAEA国際原子力機関のラファエル・グロッシ事務局長が、同理事会議長に対し、「イランとIAEAの合意が、双方間の協力や信頼の強化につながるよう希望する」と語りました。
ファールス通信によりますと、グロッシ事務局長はIAEA理事会議長に対する声明において、NPT核兵器不拡散条約のセーフガード合意に関する報告において、「当当機関はNPTセーフガード合意に照らし、イランの核計画が平和目的から逸脱していないことの検証作業を、今後とも継続していく次第である」と述べています。
IAEAは、最近イランと締結したIAEAセーフガード合意に関する報告において、イラン国内で立ち入りを希望していた場所を査察した事実を認めました。
イランとIAEAは先月26日、グロッシ事務局長の2日間のイラン訪問、並びにイラン側関係者らとの協議の終了に際して、共同声明を発表しています。
IAEAは、10日前にIAEA理事会のメンバー国に対し提出した最新報告の中で、イランの濃縮ウラン備蓄量が増加し、核合意に定められた許容量の10倍以上に達している事実を確認しました。
イランはアメリカの核合意離脱から満1年となった2019年5月8日、アメリカの離脱による経済的な悪影響の緩和を目的としたヨーロッパの提案策が功を奏していないことを確認した上で、核合意の第26条と36条に照らし、この合意内に規定された自らの責務の一部の履行停止を発表しました。
5段階に渡るイランの責務削減には、ウラン濃縮度の許可上限3.67%以上への引き上げ、濃縮ウランの備蓄、研究拡大分野でのすべての責務停止、フォルド核施設でのウラン濃縮と生産の再開、遠心分離機の台数の制限撤廃、といった項目が含まれています。
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