国連が、対イラン制裁再発動に関する米の主張に反対
9月 20, 2020 16:18 Asia/Tokyo
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グテーレス国連事務総長
グテーレス国連事務総長が、対イラン制裁復活に関するアメリカの主張に反対しました。
ロイター通信によりますと、グテーレス事務総長は国連安保理に宛てた書簡において、「アメリカが主張する対イラン制裁に関しては、決定的な論拠が存在しないことから、これに関する措置は一切講じられない」と述べています。
ポンペオ米国務長官は、武器制裁をはじめとする対イラン国連制裁の全てが復活した、と主張しています。
フランス国連代表部は声明を発表し、「国際的な対イラン制裁は、解除された状態にとどまる。英独仏3カ国は今後とも、イランとの間に取り交わした核合意の完全実施を遵守していく」と表明しました。
さらに、ロシア国連代表もアメリカの今回の行動を批判し、「アメリカはこのような行動により自らを侮辱し、意固地になって他の安保理理事国に逆らっている」と語りました。
トランプ米大統領は、核合意の離脱および、いわゆる最大限の圧力行使政策により、よりよい合意を目指して、イランを協議の席に着かせると約束していました。
しかし、核合意離脱から2年以上が経過した現在、アメリカ政府はこの目標を達成できておらず、また11月の大統領選を前に国内の各団体から大規模な非難を浴びています。
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