ヨーロッパのコロナ危機、再度制限強化の動き
ヨーロッパ諸国が、新型コロナウイルスの再度の蔓延に伴い、各種の制限を強化しています。
ユーロニュースによりますと、スペイン・マドリードでは3日土曜からコロナ対策向けの一連の制限が実施され、警察が市内での車両の出入りをコントロールしています。
スペインでは、これまで既に81万870人が新型コロナウイルスに感染し、3万2086人が死亡しています。
また、イタリアの首都ローマでは5日月曜から屋外空間でのマスク着用が義務付けられ、違反者には400ユーロの罰金が科されることになりました。
同国ではこれまでに累計で32万5751人が新型コロナウイルスに感染し、3万5968人がこのウイルスへの感染により死亡しています。
ドイツの感染症対策の要となっているロベルト・コッホ研究所(RKI)も4日、同国で新たにおよそ2279人がコロナに感染したことを明らかにしました。ドイツは、国内の大部分の地域をコロナ感染の危険区域に指定しています。
最新の統計によりますと、ドイツでも現在までに30万28人がコロナに感染し、9597人がこのウイルスにより命を落としているということです。
また、ウクライナは今月3日、1日の感染者数が4661人と過去最多を記録し、過去24時間でおよそ92人が死亡したことを明らかにしました。
なお、ウクライナのポロシェンコ前大統領(55)のマリーナ夫人も、同大統領がコロナ感染により入院したことを認めています。
イギリスでは、過去24時間に1万2872人の新規感染者が確認され、同国での1日あたりの感染者数の新記録となりました。
ジョンソン・英首相は、「わが国には今後、茨の道が待ち受けている」とコメントしています。
なお、イギリスでのコロナ感染者数は累計で50万3000人に及んでおり、このうち4万2360人が死亡しています。
フランスでも過去24時間の感染者が1万6972人に達し、1日あたりの感染者数が過去最多となっています。
フランスでのコロナ感染者数は累計で60万6625人、また死亡者数は3万2198人に及んでいます。
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