タカタ製エアバッグ、米国で17人目の死者
(last modified Tue, 06 Oct 2020 09:50:07 GMT )
10月 06, 2020 18:50 Asia/Tokyo
  • タカタ製エアバッグ、米国で17人目の死者
    タカタ製エアバッグ、米国で17人目の死者

 米国で、タカタ製の欠陥エアバッグによる17人目の死者が報告されました。

米CNNによりますと、米アリゾナ州で8月下旬に起きた衝突事故で、ホンダの2002年型シビックの運転席側、助手席側のエアバッグが異常破裂したことを、同社が確認しました。事故では運転者がこの時のけがで死亡した他、助手席側のエアバッグがダッシュボードの中で破裂し、小規模な火災が起きました。

02年型シビックは11年から運転席側のエアバッグがリコール(回収・無償修理)対象とされ、ホンダはこの車の名義人に繰り返し連絡を試みていました。メール15通以上を送り、電話や住所への訪問でリコール情報を伝えましたが、名義人はこれまで修理に応じておらず、また死亡した運転者は名義人ではなかったということです。

米運輸省道路交通安全局(NHTSA)によると、米国ではタカタ製の欠陥エアバッグに関連した事故で17人が死亡、250人が負傷しています。

これらのエアバッグは、膨張させるガスの発生剤が長期にわたって高温多湿の環境にさらされた結果、作動時に破裂して金属片が飛び散る事故が相次いで起こりました。

リコールはメーカー19社の計3700万台を対象とする米史上最大の規模となり、23年までかかると予想されています。

NHTSAによると、02年型シビックを含む01~03年型のホンダ車の一部は特に破裂のリスクが高く、ただちに修理が必要とされてきました。

 

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