アメリカ大統領、イラク、シリア、イランに対する立場を表明
(last modified Fri, 22 Apr 2016 12:34:36 GMT )
4月 22, 2016 21:34 Asia/Tokyo
  • アメリカ大統領、イラク、シリア、イランに対する立場を表明

アメリカのオバマ大統領が、「イラクの人々は、誰が政府を導くのかを決定すべきだ」と語りました。

オバマ大統領は、21 日木曜、サウジアラビアのリヤドで開催されたペルシャ湾岸アラブ6カ国の首脳との合同会議で、イラクの政治危機について、「アメリカは、イラクの各政治グループと連絡を取り合っており、彼らにイラク内閣の構造の決定を勧めている」と語りました。

また、「イラク政府は、テロ対策など多くの問題を抱えているため、今は政治的な行き詰まりに陥る時ではない」としました。

AP通信によりますと、オバマ大統領はまた、シリア問題についても、「アメリカとペルシャ湾岸のアラブ諸国の考えでは、あらゆる解決策は、新しい憲法の制定と、アサド大統領のいない移行政権の樹立につながるものであるべきだ」と語りました。

オバマ大統領は、この会議でアラブ諸国の首脳を満足させてドルを獲得するため、イランの外交政策に関しても、「アメリカはイランの行動を監視している」と語りました。

オバマ大統領は、「核合意にも拘わらず、アメリカと地域のその同盟国は、今もイランの行動を強く懸念している」と主張しました。