仏大統領が反イスラム的侮辱発言を撤回
11月 01, 2020 15:31 Asia/Tokyo
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マクロン仏大統領
マクロン仏大統領が、イスラムを侮辱するこれまでの発言を撤回しました。
マクロン大統領は31日土曜、カタール衛星通信アルジャジーラとのインタビューで、これまでの反イスラム的な立場から明らかに後退し、「侮辱的な風刺漫画に対するイスラム教徒の感情は理解できる。一部には、イスラムを歪曲し、この宗教の名を語り自己の行為が宗教を守るものだと主張する輩がいる」と述べています。
また、風刺漫画は政府系のプロジェクトではなく、政府とは関係ない新聞社の行動から出てきたものだ、としました。
マクロン大統領はこれまで、イスラムの預言者ムハンマドを侮辱した内容の漫画の掲載という、フランスの風刺漫画雑誌の侮辱行為を支持していました。
フランス・パリ近郊で、イスラムの預言者ムハンマドの風刺画を教材として生徒らに見せた教師サミュエル・パティ氏(47)が首を切断され殺害された事件を受け、マクロン大統領はこの事件の責任がイスラム教徒らにあるとし、イスラム教徒がフランスを破滅させようとしている、と主張していました。
また、恥ずべき発言の中で、「フランスはこれまで通り、イスラム預言者を侮辱した風刺漫画の掲載を続行する」とも主張していました。
しかし、イスラム排斥的なマクロン大統領のこの表明は、全世界のイスラム社会の要人や当局者、イスラム教徒の市民から大きく非難されています。
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