米ボーイング、中国の活発な航空機需要を予測
11月 15, 2020 21:23 Asia/Tokyo
-
米ボーイング社
米ボーイング社は15日までに、中国に今後20年間で売却される新型旅客機などは8600機に達するとの見通しを示しました。
米CNNによりますと、 ボーイング社は中国からの需用予測を金額にして1兆4000億米ドル(約147兆円)相当としました。
この機数は1年前の予測より7%増えており、世界の他地域をしのぐ中国経済の回復ぶりを主な要因としています。
ボーイングは1カ月前、今後10年間における世界規模の航空機需要を下方修正し、昨年の予測より11%減の1万8530機と予想していました。また、今後20年間の見通しでは4万3000機とし、2%減としました。
中国の航空市場については、乗客輸送数が世界の他地域をはるかに上回るペースで拡大すると見て、今後20年間は年率換算で5.5%の成長率を想定しています。一方、世界全体の平均成長率は4%となっています。
同社の中国市場担当幹部は、新型コロナウイルスの流行で世界の全ての旅客機市場は大きな打撃を受けたものの、中国の根本的な成長の推進力は強靱(きょうじん)で活発であると指摘し、他国より迅速な新型コロナの制御、中国政府による輸送網の基盤整備への継続的な投資や航空輸送数を成長させる巨大な人口などに言及しました。
ボーイングは定期的に世界の各地域における航空機需要の見通しを発表しています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://urmedium.com/c/japaneseradio
https://twitter.com/parstodayj
タグ