米大統領選
トランプ陣営、ペンシルベニア州の決定に控訴
11月 22, 2020 16:24 Asia/Tokyo
トランプ米大統領が大統領選での郵便投票を無効とするよう求めていた訴訟で、ペンシルベニア州の連邦地裁がこれを棄却したことを受けて、トランプ陣営は早急に控訴する構えを見せています。
ロシアのスプートニク通信によりますと、トランプ大統領の顧問弁護士であるルドルフ・ジュリアーニ氏は今回の決定について、「我々の戦略において最高裁への提訴を急がせるものになった」とし、米第3巡回区控訴裁判所に対する控訴の手続きを早急に行う意向を明らかにしました。
また今回、連邦地裁が下した判断について、バラク・オバマ前大統領が任命した判事の見解にはまったく同意できないとしつつ、時間を無駄に引き延ばすことなく、予想通りの判断を早期に下してくれたことには感謝すると述べました。またジュリアーニ氏は、第3巡回区控訴裁判所も同じく控訴の審議手続きを早急に行うことに期待すると述べ、これも近く連邦最高裁に持ち込むもう一つの案件となるだろうと指摘しました。
先にペンシルベニア州裁判所はトランプ大統領の訴えを棄却し、トランプ陣営の主張は論拠に乏しく、推測に過ぎないとして、再度の提訴は受け付けないとの決定を下しました。
トランプ大統領は大統領選での敗北を認めておらず、投票結果をめぐって複数の州で訴訟を起こしていますが、今のところいずれの主張も退けられています。ペンシルベニア州は11月23日までに正式な集計結果を認定する予定です。
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