核科学者暗殺
米国流「表現の自由」;インスタグラムがファフリーザーデ氏関連投稿を削除
写真共有SNS・インスタグラムが、今度はイランの防衛・核科学者ファフリーザーデ氏に関連したイラン人利用者による投稿やストーリーを削除しました。
インスタグラムは28日土曜、表現の自由に反する措置を取り、今回の卑劣なテロに関する投稿を公開できないようにしました。
27日金曜午後、イラン国防軍需省研究開発機構の長官を務めるイラン人核科学者・モフセン・ファフリーザーデ氏がテロリストの攻撃にあい暗殺されたというニュースが内外のメディアを駆け巡り、数多くのSNSユーザーがこのテロ行為に対し反応を示しました。
今回のテロに関連した投稿やストーリーが増え、それと同時に、10年前の11月29日に起きた別の核科学者マジード・シャフリヤーリー氏のテロによる暗殺や、今年初めに起き間もなく1年を迎えるイランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官の暗殺が思い起こされたことで、インスタグラムは今回も利己的な動機により、これらに関する投稿を削除しました。この表現の自由に反する措置は、他のSNSにおいて数多くのユーザーの反発を招きました。
インスタグラムによるアメリカやその同盟者のテロ行為への加担は、過去にもイラン人利用者のアカウントや投稿の削除、インターネット上におけるイラン人の表現の自由の阻害などの例が知られています。
インスタグラムは今年初めにも、ソレイマーニー司令官暗殺に関する投稿や「厳しい報復」のハッシュタグを削除した他、一部のイラン人ユーザーのアカウントを利用停止にしました。
イランの防衛・核科学者であるモフセン・ファフリーザーデ氏は27日午後、テヘラン近郊ダマーヴァンドのアーブサルド地区でテロリストの攻撃にあい、殉教しました。
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