アメリカ人神父が、人道に反する米国の対イラン制裁を非難
12月 03, 2020 17:16 Asia/Tokyo
-
アメリカ人神父Doug Huster
あるアメリカ人神父は、特に医療部門での人道に反するアメリカの対イラン制裁を非難しました。
アメリカ・メノナイトキリスト教会中央委員会のメンバーであるこの神父は2日水曜、イルナー通信のインタビューに対し、イラン国民に対するアメリカの各種制裁を非難するとともに、「イランとの医療・人道支援活動を行ったすべての団体は、特に銀行関連をはじめとする制裁による困難のため、その活動を停止した」と述べています。
また、「これ以前に、キリスト教団体が集まって、イランでの新型コロナウイルス対策のため、支援物資を集めて送付しようとしたが、アメリカにはイランを対象として活動する団体組織はほとんど存在しない」としました。
このアメリカ人神父の話では、支援物資の送付にはアメリカ財務省からの様々な許可が必要だということです。
ザリーフ・イラン外相は、グテーレス国連事務総長に宛てた書簡において、一方的かつ違法なアメリカの制裁の全廃の必要性を強調していました。
さらに、この書簡において「イランは、しっかりした保健医療体制があるにもかかわらず、アメリカが医療器材や医薬品販売を禁じるために各種の条件をつけて制裁を行使していることから、わが国での新型コロナウイルス対策の前に大きな壁が立ちはだかっている」と述べています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://urmedium.com/c/japaneseradio
タグ