NATOが核兵器禁止条約に不同意を表明、「現在の国際安保条件に不適」
12月 16, 2020 16:27 Asia/Tokyo
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NATO北大西洋条約機構
NATO北大西洋条約機構の各加盟国が、TPNW核兵器禁止条約は現在の国際的な安全保障の条件に適していないとして、同条約に同意しない意向を表明しました。
NATO加盟の各国は、15日火曜にベルギー・ブリュッセルで発表した声明において、TPNW核兵器禁止条約が現在の国際的な安全保障の条件に適していないことを理由に、同条約に同意しない旨を表明しています。
この声明では、「我々一同は、軍備規制や軍縮、不拡散の維持および強化という自らのコミットメントを追認する。TPNWまたは禁止条約が法的拘束力を持とうとしているだけに、我々はこの条約に不同意であり、それは、これがますます複雑化する安全保障分野の国際状況に適しておらず、既存の不拡散と軍縮の構造に矛盾するためであることを表明する」とする一方で、「NPT核不拡散条約は核軍縮に向けた唯一の希望として残る」とも強調しています。
なお、日本政府は、広島と長崎におけるTPNWの批准・署名国代表者会議の開催に否定的であることを表明しました。
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