アメリカ大統領、「ＩＳＩＳは欧米にとって真の脅威」

アメリカのオバマ大統領が、テログループの出現へのアメリカの関与には触れずに、「ＩＳＩＳは、欧米にとって真の脅威だ」と語りました。

スカイニュースによりますと、オバマ大統領は、25日月曜、ドイツのハノーバーで開催されている産業技術の見本市「ハノーバーメッセ」の傍らで、ＩＳＩＳやその他の過激派グループのテロ行為について、「世界中で行われているこのような野蛮な攻撃は、我々も標的になる可能性があるが、ＩＳＩＳとの戦いを今後も続けていく」と語りました。

さらに、「ＮＡＴＯ北大西洋条約機構のすべての加盟国は、好ましい形で、世界を脅かしている問題やテロに対する戦争に参加すべきだ」としました。

また、シリアでの現在の情勢変化に触れ、シリアの衝突の政治的な解決に関するアメリカの見解は変わっていないとし、「アメリカ政府は、新たに250人の兵士をシリアに派遣する」と述べました。

オバマ大統領は、ウクライナでの衝突とこの国とロシアの緊張に触れ、「ロシアに対する制裁は、ミンスク合意が実施されるときまで守られるべきだ」とし、ロシアはウクライナの主権を侵害していると主張しました。