WHOがジカ熱の感染拡大に警告
4月 25, 2016 22:18 Asia/Tokyo
WHO世界保健機関が、世界各地でのジカ熱の拡大に警告しました。
フランスの新聞ルフィガロのインターネットサイトによりますと、WHOは、25日月曜、「今後数ヶ月の間に、ジカ熱は、これまで感染例が確認されていない地域、特にヨーロッパなど、世界各地で大幅に拡大するだろう」と伝えました。
WHOのマリー・ポール・キーニー事務局長補は、「気温が上がり、ヨーロッパで蚊が増加すれば、ジカ熱が、蚊や性的関係などを通して大幅に増加する可能性がある」と語りました。
世界各国の500人を超える研究者が、25日と26日、パリのパスツール研究所でジカ熱に関する会合を行います。
ジカ熱は、蚊が媒介する感染症で、1952年に初めて、ウガンダとタンザニアで人への感染が確認されました。
妊娠中の女性がジカ熱に感染すれば、小頭症の胎児が生まれる可能性が高くなります。
このウイルスは、2014年に再びブラジルで確認され、現在、ブラジルに次いで感染者の数が多いのは、コロンビアとなっています。
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