2020年の世界の防衛費が増加
1月 27, 2021 19:37 Asia/Tokyo
世界の軍事防衛費が、過去7年間のこれまでにない増加をさらに続け、2020年は1兆9800億ドルにまで達し、2010年以降で最大となりました。
ロシアのスプートニク通信によりますと、国防に関するオープンデータを分析する機関「ジェーンズ」は、2020年の世界の防衛費は前年より1.9%増加し、7年間連続で増加を続けているとしています。
同社は発表の中で、「世界の防衛費は2020年に1兆9300億ドル(約200兆円)に達し、2010年と比べて1800億ドル増加している」と指摘しました。
また、「新型コロナウイルスのパンデミック化のため、今年の防衛費増加は大幅ににぶるだろう」と予測しました。
ジェーンズの上級アナリストは、「欧州、アジア太平洋、南米以外の全ての地域がおそらく2021年、本格的な予算削減実施に取り組もうとしている状況下では、防衛費全体の増加率は、2013年以来で最低の水準に落ち込むだろう」と述べました。
また、「我々は全体の縮小を予測してはいない。実のところ、新型コロナウイルスが防衛費に最も影響を与えるのは、各政府が予算の調整を始めるであろう2022年になると見られている」としました。
米上院はこれ以前に、2021年に向けて7400億ドルの防衛費予算案を通過させています。
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