トランプ氏、議事堂襲撃中に、下院共和党トップの暴徒制止の呼びかけを拒否
2月 13, 2021 19:09 Asia/Tokyo
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トランプ米前大統領とマッカーシー院内総務
CNNが、米議事堂襲撃事件のさなかの下院共和党トップのマッカーシー院内総務とトランプ大統領(当時)との電話協議の内容を暴露しました。
米・CNNは12日金曜、 米議事堂襲撃事件のさなかに下院共和党トップのマッカーシー院内総務がトランプ大統領(当時)と電話協議した際、トランプ氏はマッカーシー氏よりも暴徒の方が選挙結果を気にかけていると述べ、制止を呼び掛けるのを拒否していたと報じました。
マッカーシー氏から電話の内容を知らされたワシントン選出の共和党議員Jimmy Butler氏など10人の議員によりますと、トランプ氏はこの中で「君よりもこの人たちの方が選挙結果に懸念を持っているようだ」と述べたということです。
マッカーシー氏は暴徒はトランプ氏の支持者だと指摘して、暴徒を制止するよう懇願したものの、トランプ氏は応じなかったということです。
トランプ氏が支持者に「平和的に帰宅を」と呼び掛けたのは襲撃開始の数時間後で、最側近の要請でようやくツイートを投稿しました。
トランプ氏の弁護団は12日に行われた弾劾裁判の審理で、同氏は実は襲撃進行中もツイッターで暴徒に平静を呼び掛けていたと主張しました。ただ、弁護団はトランプ氏のツイートの一部だけを抜き出しており、このとき同時にペンス前副大統領を批判していたことや、明示的に撤収を促すまで数時間かかったことは触れませんでした。
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