IAEA事務局長、「当機関はイランでのより広範な査察を求めている」
-
IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長
IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長が、イランのウラン濃縮レベルが上昇していると主張し、さらに広範で真剣な査察の必要性を強調しました。
グロッシ事務局長は日本経済新聞とのインタビューにおいて、「さらに高い水準でのウラン製造は、イランのウラン濃縮を軍事目的へ転用可能なレベルにより近づけ、看過できない」と主張しました。
続けて、「イランが所持する濃縮度20%のウランは、20㎏を少々下回る量である。しかしイランは、以前に製造されたより低濃度のウランを、3000kg保有している」と述べました。
また、先日行われたテヘランへの訪問と、イランとの間で暫定的な合意に至ったことに触れ、「3ヵ月という枠は、幸いにも核合意について外交的な相談や協議を行うための時間を作りだした」としました。
このグロッシ事務局長の発言の一方、在オーストリア・ウィーン国際機関イラン代表部のガリーブアーバーディ―代表は、4月に予定されているIAEA技術者チームのテヘラン訪問について、「先日のテヘランで相互理解に至った後は、IAEAとの新たな段階への行動はとられていない。保障措置に関する双方のやり取りは新しい問題ではなく、すでに存在している関係の継続である」と述べています。
イランは、2018年5月8日のアメリカによる核合意脱退後、合意に参加している他の国々が責務を履行するという条件のもとに、この合意の維持に努めてきました。しかし欧州諸国は、核合意維持のために約束していた行動的措置を、全く実践できませんでした。
イランは今年2月23日、「制裁解除とイラン国民の利益保護のための戦略的措置」法に基づいて、核合意に定められた自発的措置の実施を停止しました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj