米国防総省、「中国は米にとっての長期にわたる最大の戦略的脅威」
3月 18, 2021 15:43 Asia/Tokyo
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米国防総省
米国防総省のある関係者が、「中国は依然として、アジア地域および世界レベルで勢力拡大を続けている」とし、「中国は21世紀におけるアメリカにとって安全保障上最大の長期的・戦略的脅威だ」と語りました。
IRIB通信によりますと、アメリカ南方軍本部司令官のグレイグ・S・フォーラー海軍大将は、国防総省の記者会見において、世界における中国の工作を列挙し、「彼らの行う港湾協定締結に向けた工作や、政治的影響力を得るための借款供与、違法漁業などによる資源利用は、大きな安全上の脅威脅威と見なされる」と述べています。
また、「中国はベネズエラに進出しており、ベネズエラの多額の対中国債務のために、中国はベネズエラに対し大きく幅を利かせてきた」と主張しました。
さらに、アメリカ北方軍本部司令官のグレン・D・ヴァンヘルク空軍大将も、「我々は世界の権力競争の新時代に入っており、今回は、核兵器で武装しているロシアと中国という2つのライバルに対峙している。我々は、この事実によってもたらされるすべての問題に適応しなければならない」と語っています。
近年トランプ前米大統領時代に激化した米中間の緊張は、バイデン新政権の発足後も依然として続いています。
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