英外相、「保有する核弾頭の数が増加」
3月 18, 2021 17:58 Asia/Tokyo
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核弾頭
ラーブ英外相が、同国にある核兵器の数量の増量を明らかにしました。
ラーブ外相は、ジョンソン英首相による核兵器増量拡充計画への支持を表明するとともに、この措置が最低限の抑止力を生み出す上で必須だと主張しています。
核弾頭の数を180発から260発に増やすという英国政府の決定は、イランとロシアから批判されています。
またこの決定は、核兵器削減というイギリス政府の以前の公約にも反しています。
その一方で、イギリスはこれまでに何度もイランの平和目的での核計画を批判しています。
ザリーフ・イラン外相は今月16日、ツイッター上でイギリス政府のこの行動を批判し、「これは二枚舌による行動以外の何物でもない」と評しました。
また、「ジョンソン首相は完全な偽善により、『イランによって実際に核兵器が生産されることを懸念している』などと述べている。しかしその同じ日に、彼は自国が核兵器保有量を増加させることを発表した。イランは、英国とその同盟国とは異なり、核兵器とすべての大量殺戮兵器は残忍な道具として廃絶されなければならないと信じている」と書き込んでいます。
また、ロシア大統領府も声明を発表し、核弾頭保有数増加というイギリスの決定が世界の安全と安定にとっての害悪となる、と表明しました。
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