一部の国の政府が、メーデーに際して暴力行使
May 02, 2016 21:56 Asia/Tokyo
世界の多くの国が、メーデーにおける抗議デモでの労働者の要求に対し暴力を行使しました。
イルナー通信によりますと、アメリカ・ワシントン州シアトルでは、メーデーに際した平和的なデモが行われましたが、これは警察との衝突と暴力に発展しました。
アメリカでは、毎年メーデーの日にちなんだデモの実施が禁止されています。
また、トルコのイスタンブールでは1日日曜、警察が抗議者に対し、催涙ガスを浴びせたほか、放水車による散水を行いました。
ドイツ・ベルリンでも1日まで2日連続で、メーデーにちなんだ3万人規模のデモが開催され、警察との衝突に発展しています。
ドイツでは30日土曜にも、ベルリンのほかハンブルクでも数千人がメーデーのデモに参加しています。
フランスではメーデーに当たる1日、警察がデモ参加者を解散させるために催涙ガスを使用しました。
フランスでは、今年の3月から労働法の改正に抗議する、労働者による大規模な抗議デモが連続して開催されており、これらのデモは抗議者の拘束や暴力に発展しました。
また、ロシアとイタリアでも、メーデーにちなんで数万人の人々がデモを行いました。
2008年以来、ヨーロッパ諸国は経済危機に見舞われ、予算赤字の削減を目的とした各国政府の厳しい緊縮財政政策は、これらの国の人々に弊害をもたらしています。
さらに、韓国でもメーデーの日のデモは警察の介入により暴力に発展し、警察は散水車や胡椒スプレーを使用して抗議者を解散させ、彼らの多くを逮捕しました。
タグ