NASAの超軽量ヘリが、火星での3度目の飛行に成功
4月 26, 2021 17:44 Asia/Tokyo
NASA米航空宇宙局の超軽量小型ヘリコプター「インジェニュイティ」が25日日曜、火星での3度目の飛行に成功しました。
フランス通信が26日月曜、報じたところによりますと、インジェニュイティは、過去2回の飛行では垂直方向に移動し、ホバリング(停空飛行)を実施したのが、今回は水平方向に約50メートル飛行し、最高速度は秒速2メートルに達したということです。
約80秒続いた3回目の飛行は、重量1.8キロのインジェニュイティを火星に運んだ火星探査車「パーシビアランス」に搭載されたカメラで撮影されました。
今回の飛行は、インジェニュイティの自律飛行システムのテストで、事前に受け取った情報に従って一定のルートを飛行するというもので、NASAは、「インジェニュイティの飛行速度が速すぎれば、自律飛行アルゴリズムが地形を認識できない」と説明しています。
このプロジェクトのプログラム担当者、デーブ・ラベリー氏は、「きょうの飛行は予定通りだったが、それでも素晴らしいというほかない」とコメントしました。
なお、NASAは4度目の飛行の準備を進めていると発表しており、インジェニュイティの飛行は徐々に難易度を上げるよう計画されています。
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