米ヒューストンで、90人以上すし詰めの民家発見 密入国あっせんか
May 01, 2021 17:10 Asia/Tokyo
米テキサス州ヒューストンの警察が30日、拉致事件の通報を受けて家宅捜査を行ったところ、2階建ての民家に90人以上がすし詰めにされているのが見つかったと明らかにしました。
米CNNによりますと、連邦当局は密入国あっせんの疑いがあるとみて捜査に乗り出しています。
ヒューストン警察によれば、29日夜に拉致事件に関する情報提供が寄せられ、捜査員にこの民家への家宅捜索令状が発行されてから警察が踏み込んだところ、中にいる90人以上を発見しました。
警察関係者は「彼らは二つの部屋に分けて詰め込まれていた。基本的な服は着ていて、拘束はされていなかった」「家に踏み込んで中の様子を見た時には大変驚いた」と説明し、「人身売買よりも密入国あっせんの性格が濃厚だ」と述べました。
民家で見つかった中で最年少の人は20歳代前半で、5人を除き全員が男性だということです。
発見された一部の人は、味覚や嗅覚の喪失など、新型コロナウイルス感染症のような症状を示していたことから、そのまま民家に留め置かれています。今後、迅速に検査が行われる見通しで、密入国あっせんの捜査は、HSI国土安全保障捜査局が主導します。
警察によれば、民家の所有者や、誰が90人以上を家に連れ込んだのかは分かっていないほか、近隣住民から不審な活動は報告されていなかったということです。警察は発見につながった拉致の通報に関しては情報を公開しませんでした。
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