昨年の米カリフォルニア州山林火災、殺人隠蔽のための放火が原因
(last modified Sun, 02 May 2021 08:50:18 GMT )
May 02, 2021 17:50 Asia/Tokyo

米カリフォルニア州北部で昨年発生した複数の大規模な山林火災のうち1件の出火原因が、男による女性殺害を隠蔽するための放火だったことがわかりました。

米CNNによりますと、カリフォルニア州ソラノ郡の保安官事務所は、8カ月間にわたる捜査の成果としてこの内容を発表しました。同州ベリエッサ湖近くで昨年8月18日に発生したこの火災では、住民の男性2人が自宅で死去していました。

その1カ月後、出火場所で見つかった当時32歳の女性の焼死体の事件に関連し、容疑者が殺人容疑で逮捕されました。同保安管事務所は今回の記者会見で、追加の殺人と放火の容疑で男を新たに逮捕したと発表しました。

調べによれば、当時29歳だった容疑者と交際していた被害者の女性は、同月16日にデートしていましたが、その後消息を絶ち、2日後に女性の車がデート以降放置されているのが見つかっていました。

捜査当局は女性の携帯電話データなどを入手して居場所の把握に努め、捜索作業で遺体を発見していました。

被害者の遺体が見つかった場所での山林火災は、別の火災と勢力を合流させるような形で規模を拡大し、その延焼面積はカリフォルニア州史上、5番目となっています。この火災では住民ら6人が死亡し、ソノマ、ナパやソラノなど各郡で約1500の建物に被害が出ていました。

 

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