南米でのジカウイルスの感染予測
May 07, 2016 22:11 Asia/Tokyo
世界保健機関は、2016年中にジカウイルスに感染する南米人が、400万人以上になると予測しています。
世界保健機関マリーポーラケニー事務局長補佐は、これからの暑い季節に向かい、ジカウイルスを媒介する黄熱病蚊に刺されて感染したり、或いは性的接触からの感染により、ジカ熱感染者が増加する可能性があることを指摘しました。
ブラジル政府も、2016年夏のリオデジャネイロオリンピックが開催される間においての、ジカウイルス感染症の流行について懸念を示しています。
韓国文化体育観光部は、先週不安気な同国リオデジャネイロオリンピック参加選手団に、防虫効果のある衣類を支給したと伝えています。
学者らによる研究に基づきますと、妊娠中の女性においても、ジカウイルスを媒介するネッタイシマカと呼ばれる黄熱病蚊に刺されて感染する可能性があり、最初に人間が感染した例としては、1952年にウガンダとタンザニアで感染が認められており、またその合併症として、頭蓋骨の異常、小頭症の子供の誕生が挙げられます。
このジカウイルスは、2014年末にブラジルで、再度発生し、その後コロンビアで最大の感染者数を記録しています。
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