医療従事者らが、気候変動による生命の危険に関して警告
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気候変動
世界各国の保健・医療従事者ら数百人が、白衣やマスクを身に着けてスイス・ジュネーブにあるWHO世界保健機関本部へ向けてデモ行進を行いました。
フランス通信によりますと、デモ行進の参加者らは、全諸国の関係者らに対し、気候変動による衛生危機が地球上の全住民にとって危険である事実を認めて、この変動に対する措置を取るように求めながら、WHO本部までの2㎞の距離を練り歩きました。
気候変動のために活動する団体である「the Doctors for Extinction Rebellion」の代表者らは、世界中の1000人以上の保健・医療分野専門職員が署名した要請書を、WHOのテドロス事務局長に渡しました。
同団体は、年次会合にオンラインで参加していた加盟国の保健担当者らに対しても、気候変動が地球の住人を死の危機にさらしていることをはっきりと認めて、今すぐに彼らの命を守るための措置を取るように求めました。
テドロス事務局長は、団体代表者らに謝意を示した上で、この書簡を加盟国代表者のために再読すると約束し、「新型コロナウイルスによるパンデミックは、人々と地球自体の衛生の間に近い関係があることを浮き彫りにし、人類の準備および互いの協力が欠如している場合にはどのような出来事が起きるかを示す見本となった」と述べました。
アメリカは、中国に次ぐ世界第2位の地球温暖化ガス排出国となっています。
トランプ米前大統領はこれ以前に、気候変動に関するパリ協定から離脱しましたが、バイデン現大統領はこの協定に復帰して、アメリカが地球温暖化ガス排出量を2030年までに50~52%削減する意向だと主張しています。
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